まず午前中はHoops4Hopeのライフスキルセミナーが行なわれました。この日のテーマは「ジェンダー＆カルチャー」。「ジェンダー」とは社会的、文化的に形成される性別の事です。アフリカでは文化的に男尊女卑の文化が昔から継承されている地域、民族が多く、南アフリカやジンバブエでも同じです。そういった文化の中、女性の地位向上を図る為に様々なジェンダー啓発の活動が行われています。Hoops4Hopeでもこのジェンダーと文化の問題をテーマに様々な取り組みをしています。今回はその取り組みをヨハネスブルグ近郊から集められた15～16歳の女子高生（バスケットボール選手）60名を対象にジェンダー啓発を行ないました。

そのライフスキルセミナーの後にはWNBA選手でメインスピーカーのジェニファー・アズィとその他のNBAコーチ陣、選手による女子選手へのバスケットボールクリニックが行なわれました。僕たちHoops4Hopeのメンバーはそのクリニック補助も任されていたのでNBAコーチ陣に混じってファンダメンタルの指導にあたりました。選手の中には初心者もいましたが、何人かは非常に綺麗なフォームでシュートを打つ選手もいました。クリニックではシュートの基本、ディフェンス、ボールハンドリング、ジャンプショットのステーションが行なわれました。僕はジェニファーの担当したシュートのステーションを補助させてもらいました。

NBAの選手やコーチ陣のシュート指導はBBT式とはまた少し違う所もありましたが、殆どは同じでした。しかしBBTの方がより若い選手には分かり易いだろうなという率直な印象を受けました。（身内自慢ではありませんが…）