そして午後からはHoops4Hopeによる2回目のライフスキルセミナーが行なわれました。この日のテーマは「リーダーシップ」。アフリカ各国から選ばれたキャンパーたちはその国や、彼らの暮らす地域でリーダーになる可能性を多いに秘めた人々たちです。

その彼らにリーダーシップの大切さ、また周りの人々を良い方に導く事の大切さを伝える為に、この日もゲームなどを通してより分かり易くリーダーシップを伝えていきました。

Hoops4Hopeのファシリテーター役のメンバーが本当に面白いので、選手たちもどんどん乗せられ、積極的にゲームに参加してくれました。

またその中で面白かった経験が１つ。自分が担当していたゲームでの一コマ。このゲームではキャンパーが2チームに別れます。各チームにコーチが一人つき、選手に作戦を伝えます。

片方のチームにはWNBAの選手がなり、もう片方のチームは僕がコーチ役になりました。僕のチームの選手は全員アラビア語を話す選手たち。当然僕のチームの選手たち（全員2m級）は「誰だ、このアジア人は？」みたいな雰囲気でして。

僕の事をいぶかしげに睨んでいました。「この雰囲気はまずいな」と思ったので、まずはアラビア語で「アッサラーム・アレーコム」と挨拶をしたところ、2m級の選手全員が驚きながらもニッコリと笑い、「アレーコム・アッサラーム」と挨拶を返してくれました。やっぱり人と打ち解けるには、何よりもまず現地の言葉で挨拶する事が大切だなと痛感しました。