・動きの調整・コントロール
・動きの要素
・より能力を発揮させる
この能力はテクニックなどの技術とは身につけ方が異なる。技術は直接的に、単体で身につけるのに対し、コーディネ-ション能力は、動きの要素をミックスさせ、複合的に行うことで能力を向上させる。いろんなものを融合的に行うことで効果が出る。効果の例としては、より早く、よりよく、技術を身につけられるようになることなどがある。
この能力は、運動能力を支えており、運動能力はパフォーマンスに大きくかかわっている。そのため、体格・精神・戦術、身体能力に加え、コーディネーション能力も培っていく必要がある。この能力の必要条件としては、能力→適正→選択があげられる。
○バスケットボールの動きのなかのコーディネーション能力が発揮される場面。
・狭い空間や、プレッシャーの中で素早く判断。
・正確な動き(最も大きいボールと最も小さいゴール)
・スペース・仲間や敵の位置・ボールの動きの把握
・手や腕と足の動きの融合(ドリブルしながら走る、ボールに手を出しながら足を動かす)
・リズム(レイアップなど。)
・合図に対して素早く反応する(人、声、手の動き・・など)。
・状況に対応する。
1.識別能力・・ボールがあってもなくても、空間的なものを理解・調節。
(ボールハンドリング、シュート、パス)
2.反応能力・・(キャッチ、トランジション、ブロックショット、カット、リバウンド)
3.バランス能力・・(DFのポジション移動、着地)
4.空間把握能力(定位能力)・・自分の位置の自己分析。
(ノーマークに気づく、オーバーナンバーの処理、良いDFポジションをとる)
5複数の動きを融合(複合能力)・・(ドリブルラン、ジャンプシュート、フェイント)
○トレーニングのコツ
・できるだけ早い時期に行う。小さい子、若い子により有効的。
・繰り返しやるより、バリエーション豊かに行う。
・トレーニング時の要求レベルは、常に高くする。ほとんどの子ができないレベル設定の方が良い。できないということを継続させる。
○トレーニング例
・バリエーション豊かにやるために、同じメニューであっても、その場・動きながら・座っている状態・後ろ向きなどの、いろんなパターンを行う。左右のボールの大きさや重さに変化をもたせるのもよい。
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