1.マイナーゲームとは?
鬼ごっこやボールを使った様々なゲームのように、 「楽しみながら行う、連続性を持った身体活動」の事をさします。
特徴としては、
■競争的な性質を楽しむが、勝利が絶対というわけではない。
■大人数でも活動できる。
■運動経験が少なくても問題ない。
■短時間でいろいろなスキルが学べる。
■国際的なルールはない。
2.マイナーゲームの分類 マイナーゲームは、様々な適応分野に応じて分類されています。レクリエーションで利用するのか、スポーツマンのパフォーマンス向上を目的に利用するのか、目的をしっかりと持ってドリルを選ぶ事が大切になります。以下にマイナーゲームの分類をまとめます。
■Singing Game
歌いながら、踊りながら身体活動を楽しむメニュー。幼児にお勧め!
■Running Game
走りながら行うもの。いろいろなバリエーションのリレーなど
■Ball Game
球技のボールを使ったメニュー
■Sterngs and Coordination Gams
持久力アップや、コーディネーション能力アップを目的としたメニュー
■Games For Traning Sensece
水中や雪の上などで行うメニュー
3.マイナーゲームで何が身につく?
■社会性を身につける
他人との協力や対峙によって、コミュニケーション能力を身につけたり、チームメイトの強みや弱みに気づけたりします。また、チームメイトのミスを許容したり助け合ったりする力もつきます。自己中心的なプレーをする人がいたら、そこは注意しなくてはなりません。
■フェアプレイを身につける
ルールに従う重要性を覚える事ができます。ラフプレイや自己中心的な態度はやめさせるようにしましょう。負けを認めたり、強い者も弱い者もいるという事を学べます。
■理解力と判断力を上げる
ルールを素早く理解することや、状況に応じた素早い判断力をあげる事ができます。選手のレベルに応じて、判断の負荷をあげる事が重要になります。
4.バスケの練習にどう活かすか?
バスケットボールの練習でマイナーゲームをどのように取り入れるかの判断は、何の目的で利用するのか?が重要になってきます。
■トレーニングとしてとり入れる
①コーディネイティブ能力の向上を目的として
②持久力の向上を目的として
■練習中のリフレッシュとして
運動強度の高い練習をずっと続けるのではなく、途中で楽しみながらトレーニングをする事も重要です。
ドリルはバリエーションが豊富のため応用する事ができます。スタートやゴールの姿勢を変えてみたり、ボールの数を変えてみたり、道具を付け加えたりと少しずつ状況を変えて、飽きが来ないようにしましょう。
5.ドリル例【Ball Games】
■ルール パスミス、キャッチミスをすると負けるので、スピードやプレッシャーの中でミスをしないようにする良い練習です。ただ、パスとキャッチの技術レベルがあるとなかなか決着がつきません。そういった場合はボールを2個にしたり、キャッチしてから1回転したり、バリエーション(負荷)を足すと効果的だと思います!
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