1.ジョン・ウッデン 「成功のピラミッド」
リーダーシップについてコーチジョン・ウッデンの「成功のピラミッド」を取り上げ御講義を行って頂きました。コーチジョン・ウッデンはアメリカ大学バスケット史上最高のコーチと言われています。NCAAの優勝記録は11回。これは歴代1位の記録です。ちなみに歴代2位の記録は4回なので、この偉業がどれほどのものか伺えますね。
ピラミッドのそれぞれのブロックは、コーチジョン・ウッデンの様々な経験に基づいて何年も緻密に考え選んだものだそうです。今回の講義では、「成功のピラミッド」における礎石となる「勤勉さ」と「情熱」についてレクチャーして頂いきました。
2.成功の定義
成功とは、自分がなれるベストの状態になるために最善を尽くしたと自覚し、満足することによって得られる心の平和のことである。
NCAAで一番優勝しているコーチの成功の定義であるが、この定義の中に「結果」に関するニュアンスは含まれていません。今、自分が持っている能力で常に全力を尽くせているかが大事だそうです。この定義はバスケットボールの家庭教師においての活動の理念の一つでもあります。
3.Industriousness (勤勉さ)
一生懸命に努力するという意味です。価値あるものはすべて努力によって生まれるという定義です。
・どのように努力すればいいか計画立てを行うこと。
・何をどのように頑張るかが大事である。
・自分で適切なタイミングを見極める。
栄光の秘密とはほとんどが練習の成果であり残りは努力です。
4.Enthusiasm (情熱)
自分のしていることに愛をこめる。それが喜びに変わる。
指導者は情熱を必要とする。
・自分の指導する人たちに前向きな影響を与えなければならない。
・我を通すのではなく、最善の方法を見つける事に関心をもたなければならない。
・情熱がなければ、能力を存分に発揮できるだけの勤勉さが身につかない。
5.コーチジョンウッデンから学ぶこと 一見当たり前のことのように思えるが、体現し続けるのは非常に難しいことです。コーチジョン・ウッデンの境地になるのは、はたしてどれだけの時間がかかるのだろうか・・・?しかし、私達コーチ陣も成功の定義を理念とし活動しているので「最高の自分」に近づけるように日々全力を注ぎたいと改めて感じました。
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