ツアー5日目は土曜日で、スペインでは週末のリーグ戦が各カテゴリーで行われる日でもあります。 朝は9時から第1ゲームがスタートし、その後入れ替わり立ち替わり各カテゴリーのゲームが進んでいきます。全部の試合を見続けるのは難しいので、参加者の皆さんの興味を引くゲームをチョイスし、それらを観戦しました。 午前中は朝一番の試合を観戦。Cadete Bのゲームでしたので15歳の年代になります。スキル的にはまだまだ拙い部分もありますが、もちろん日本に比べてサイズは大きい(170cmオーバーが両チームとも4〜5人はいましたし、180cm台の選手も数名)のですが、特徴的だったのがサイズの大きな選手でも色々なドリブルチェンジを試合でも使っている部分でした。
午前の試合を見終わった後は次にチェックする試合まで少し空き時間ができましたので市街地にお土産などを買いに出ました。今回はエストゥディアンテスのチームグッズはもちろんのこと、初めてレアル・マドリッドを訪問したのでレアルグッズを購入される参加者の方も多かったです。ご自身の買い物、普段お世話になっている方へのお土産など皆さんかなり買込まれていました(笑)
買い物を終えた一行は再度マガリーニョスへ戻り、試合観戦をしました。この週は運が良く、U-14歳のカテゴリーでエストゥディアンテス対レアル・マドリッドのダービーマッチが組まれており、今ツアーで訪問した両チームの対戦を観ることができました。試合はサイズ、スキル、能力全てに上回るレアル・マドリッドの圧勝だったのでした。この世代のレアル・マドリッドは先日のミニコパ(国王杯)でも優勝しており、その時MVPを受賞したブルガリア出身の選手もこの試合に出場していました。(因みに現在レアル・マドリッドのトップチームで若干18歳ながら目覚ましい活躍をしているルカ・ドンチッチ選手も14歳の頃にミニコパでMVPをとっており、このブルガリア出身の選手もドンチッチ選手のような成長を遂げる可能性があるかもしれません)
一日中試合続きましたが、最後はEBA(スペイン4部リーグに相当)に所属するエストゥディアンテスのセカンドチームの試合です。EBAとは言え、プロ選手も含まれるカテゴリーなのでこれまでの育成カテゴリーの試合とは段違いのスピード、コンタクトの激しさでした。但しエストゥディアンテスは18歳世代のチームをこのEBAに出場させているため、格上の相手に敗れてしまいましたが、18歳の選手たちがこういう厳しい試合をこなしながら成長していくのだと改めて感じられた試合でした。