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2010/5/29
 今回タイのバンコクを訪れたのは、東南アジアでバスケットボールの普及活動をしているデイビッド=ボバリック氏を訪ね、彼が行っているバスケットボールプログラム「FOR THE LOVE」の視察を行う為でした。タイでの彼のプログラムからたくさんの事を学び、日本の子どもたちに還元できるものを探しにいってきました。

 当初の予定では、自分がタイに行く期間に「FOR THE LOVE」主催で200人規模のバスケットボールキャンプが行われる予定でした。その為、自分もコーチングスタッフの一人として招かれ、一つのカテゴリーを担当する事になっていました。しかしここ数か月続いていた政治的混乱がキャンプ1ヵ月まえあたりで悪化し、暴動で死者なども出ました。それからというものキャンプ1週間前になっても、状況は悪いままでキャンプ開催は断念されました。 自分もタイに行けるかどうか分からない状況でした。ただ出発直前になり暴動も沈静化し、治安を取り戻しつつあったので思い切ってタイに行くことにしました。(実はチケットの払い戻しができなかった為、出発したとも言えますが…) 

 本当であれば、1週間キャンプ漬けで練習ばかり行うはずでしたが、キャンプは中止になってしまいました。しかしデイビッドが普段から行っている「FOR THE LOVE」のプログラムは行われていたので、それらを視察に行くことになりました。

5月29日の夕方日本を出発し、同日の23時過ぎにバンコクへ到着しました。先日から政治的な混乱が続いていたバンコクですが、ちょうど自分が到着した日から、これまで布かれていた夜間外出禁止令も解除されており、落ち着きを取り戻していました。

 空港には今回はデイビッドが迎えに来てくれて、タクシーで宿舎まで。すでに夜中の1時を過ぎていたのに、1時間くらい今後1週間の予定などを話し合いました。さぁ、次の日の集合は朝の8時。タイの中学生女子の大会を観戦に行ってきます。

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バンコクを横断する高架鉄道、通称スカイトレインに乗ってデイビッドと待ち合わせの場所へ移動

2010/5/30
 この日はデイビッドが企画している中学生のバスケ大会を観戦しました。昨日からバンコクの中でも強い6チームを集めて行なわれており、昨日は6チームがそれぞれ3チームずつのグループに別れ、総当たり戦を行なったそうです。そこで各グループの上位2チーム(合計4チーム)が勝ち残り、決勝トーナメント(ファイナルフォー)として今日試合を行ないました。

さすがに強豪チームだけあって、女子ですが170cmを越える選手も各チームに2人ずつはいるようでした。この日は準決勝2試合、3位決定戦、決勝戦と合計4試合を観戦しました。

 デイビッドが普段指導しているのはバンコクにあるインターナショナルスクールです。下の写真の青いユニホームがバンコク市内のインターナショナルスクールから上手な選手が集まった「チームFOR THE LOVE」です。対戦相手は全てタイの地元中学校のチーム。

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競技レベルとすれば、日本の同年代の選手よりも劣りますが、運動選手としての能力は全く変わらないと思いましたので、今後若いうちからこのようなプログラムが広まり、バスケットボールの練習をもっとするようになれば、アジアでも十分戦えるようになるのだろうと感じました。

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デイビッドも真剣に指示を出しています。

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タイではあいさつの際に手を合わせます。
試合後のオフィシャルへのあいさつも同様です。

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最後はベスト4に残ったチームで記念撮影

また今回大会が行なわれたのがPATANA International Schoolなのですが、ここの設備がすごい。コート3面が取れ、各コートには補助リングも合わせると合計6個ずつのリングが付いており、しかもエアコンつき。てっきりすごい暑い体育館を想像して着替えも準備してきましたが、この日はまったく必要なし、快適に試合観戦をすることができました。大会終了後には表彰式も行なわれ、優秀選手にはTシャツやシューズの贈呈が行なわれました。

  とりあえずこれでタイ初日のプログラムは終了。帰りはデイビッドお勧めのベトナム料理(何故?)に連れて行ってもらい今後のことなどをいろいろミーティングして帰途につきました。

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