バスケットボール大国の一つであるスペインへのコーチツアー。今回で5回目のツアーとなります。これまでにもマドリッドやマラガ、サラゴサなどの各都市に赴きましたが、この度初めてバレンシアの地を訪れました。
今回バレンシアを選んだ最大の理由が、2017年のスペインリーグ(ACB)優勝チームであるValencia Basket Clubが誇る練習施設"L'Alqueria del Basket"(ラルケリア)を見学する為です。
▼ラルケリアの施設紹介映像▼
ラルケリアはバレンシアの育成組織の為に作られた施設で、屋内9面、屋外4面の計13面のバスケコートを備えたヨーロッパで最も大きな育成組織専用施設です。NBA関係者を始め、世界各国の人たちがこの施設を見学に訪れています。
2017年のツアーで訪れたレアルマドリッドの施設も素晴らしかったですが、育成世代専用の施設という点においてはこのラルケリアはため息が出るほど素晴らしい施設です。
▼バスケコート13面を誇るラルケリアの見取り図▼
4面のコートが縦に並ぶデザインで、スクールやカンテラ(育成年代のチーム)の選手たちが練習で使用し、保護者などが観覧できるスペースもあります。週末にはこのラルケリアで試合が行わえる為、各コートにそれぞれホーム・ビジター用の更衣室はもちろんのこと、そ審判用の控え室も完備されています。本当に至れりつくせりの施設です。また屋外にある4面のコートも日々の練習で利用されており、13面のコートが日々フル活用されています。
また13面のコートの1つは、女子のトップチームや男子のセカンドチームが利用する特別仕様となっており、他のコートから独立していて、観客席も他のコートより多いのが特徴です。男子のトップチームの練習と試合、女子トップチームの試合はラルケリアの隣にある施設で行われます。
圧倒的なスケール且つ、全てが合理的に建てられているラルケリア。ただただ息を呑むばかりの施設です。こんなところで練習ができるバレンシアの選手たち・コーチ陣は本当に羨ましいと感じました。
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