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  • 執筆者の写真erutluc

3/7(4日目) NINERS CLINIC & Welcome Party

更新日:2020年6月13日

 この日はケムニッツ市内から、30~40分ほど車で走ったオリンピックセンターにおいて、「NINERS CLINIC」が行われました。  このクリニックは、州のU-17の選抜選手を対象に行われました。その中に同行していた中学生の佐橋さんと遠藤さんの2人と日体大の金谷君が実際に練習に参加しました。午前中はトースティンがスピーカーとなり、individual skillsを中心に1on1、2on2を行い、その中でフットワークやハンドリング、ドリブルなどの練習も織り交ぜていました。


ドリブルについて説明をするトースティン


U-17代表の選手

 <ドリブルドリルの特筆事項> ・ アドバンスドリブルでは足とボールをつくリズムをずらすことを強調していました。 ・ スペースメーカを使う際には、腕と肩ではなく自分の腰を利用してディフェンスとの距離を作る。 ・ フロードリブルはインサイド・アウトのドリブルを行った瞬間に、スタッターステップで横移動を行い、勢いをつけてクロスオーバードリブルにつなげる。(extreme crossover)

 トースティンのindividual skillsのクリニックが1時間半行われた後、そのままMan defense、individual skills、Team fundamentalsのクリニックが行われました。スピーカーはケムニッツの女子チームであるケミキャッツのジャスティン=ファンオルマンが務めていました。ディフェンスの基本姿勢やディフェンスフットワークの注意点、クローズアウトの際に気をつけることなど、ディフェンスのメニューが1時間半続きました。 ジャスティンのディフェンスクリニックで午前中のスケジュールは終了し、昼食に入りました。


ディフェンスの構えについて説明をするジャスティン(白い上着) 熱心に聞き入る中学生の遠藤さん(赤いズボン)

 この日の昼食はオリンピックセンター内の食堂で用意されていました。施設関係者やNINERS関係者も混じりみんなでドイツ風の昼食をとりました。大きなボールにいっぱいのジャガイモを見たときには皆さん驚いていました。 (1年分のジャガイモを食べた気分でした…)

 昼食を終えると、体育館からセミナー室のような部屋に移動しました。そこでドイツU-16・U-18のナショナルチームヘッドコーチのカイ=ブリューメルによるドイツナショナルチームのオフェンスコンセプトの説明・講義がありました。

 講義の内容は彼がナショナルチームで用いているトライアングルオフェンスについてでした。45分間という短い講義でしたが、トライアングルオフェンスに対する彼なりの考え方はとてもよく伝わってきました。とても興味深かったのは、トライアングルオフェンスの練習は単に戦術的なものというだけでなく、選手のファンダメンタルを育てるためには非常に良い練習だと述べていました。

 講義終了後には、すぐに体育館に戻り、実際にトライアングルオフェンスの練習を行いました。この時も州の選抜選手の中に日体大の選手が混じり練習しました。ここでは先ほどの講義で説明を受けたトライアングルオフェンスを練習しました。



水野指導員も練習に参加(ピンク上着)

<トライアングルオフェンスメニューの特筆事項> ・ Two Man Game とBall side triangleという2つの分解練習から、最後に5on5まで行いました。 ・ カイ=ブリューメルの考えるトライアングルオフェンスは非常にシステマチックで、選手がどのように動いていくのかが細かく決められていました。 ・ コーチは練習のいたる場面で、メイクディシジョン(状況判断)という言葉をつかっていました。 ・ 3on3、4on4などで動きの確認を行ったら、次に必ずトランジションを混ぜた練習に切り替え、よりゲームライクに練習を進めていきました。

 2時間半の練習でトライアングルオフェンスを紹介してもらったあとは、質疑応答に移りました。様々な質問が飛び交い、3人のコーチとも細かな質問にまで丁寧に答えてくれました。とても内容の濃い質疑応答で勉強になりました。 こうして1日がかりのNINERSクリニックが終了しました。


質疑応答に答えるカイ

 オリンピックセンターを後にし、一度ホテルに戻りましたが、またすぐに出かけることになりました。今夜はトースティンの奥さんや、友人が私たちのウェルカムパーティーを開いてくれました。ケムニッツ市内の公民館のような小さな建物に案内され、そこには奥さんたちが用意してくれた手作りの料理が並び、ビールも何ケースも置いてありました。たくさんの料理とビールを皆さんも大いに堪能している様子でした。


ボーリング場での集合写真

 またその建物にはボーリング場が併設されており、そこでドイツ式のボーリングを楽しめるようになっていました。ドイツ式のボーリングは、日本のものよりもボールが一回り小さく、指を入れる穴も開いていませんでした。そのためコントロールが非常に難しく、ストライクなどはめったにでませんでした。いろいろなボーリングのゲームがあり、チームに分かれて競いました。  トースティンはもちろん、友人の方々ともたくさん話す機会があり、親交を深められたと思います。この日も非常に有意義な一日となりました。

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